飯豊連峰、大日岳と飯豊山

一般登山

石転び沢雪渓から飯豊連峰

山行日:7月23日(金)~25日(日)
    23日晴れ、雲多い。24日晴れ午後にわか雨
25日晴れ

メンバー:3名(2名は他の山岳会)

アクセス:多治見16:00==梓川SAにて夕食==黒崎PAガソリン補給==荒川胎内IC下車==国道113号==小国==飯豊山荘23:30 駐車場にテント設営し仮眠
走行距離550km 7時間30分

コースタイム:(23日)飯豊山荘5:00⇒梶川尾根登山口5:05⇒砂防ダム5:50⇒上手い水場6:40⇒石転び沢出合9:30⇒雪渓中の花園13:30⇒梅花皮小屋15:20

(24日)小屋4:45⇒梅花皮岳5:20⇒烏帽子岳5:50⇒御手洗ノ池7:15⇒御西岳避難小屋9:15~9:45⇒文平ノ池上10:20⇒大日岳11:20~11:40⇒御西避難小屋13:00~14:10⇒御西岳14:20⇒草月平14:40⇒玄山道分岐14:50⇒駒形山15:30⇒飯豊山15:55⇒本山小屋16:20⇒水場16:30⇒本山小屋16:30

(25日)小屋4:50⇒飯豊山5:20⇒宝珠山7:50⇒千本槍10:30⇒休場ノ峰11:30⇒檜山沢吊橋14:25~14:50⇒温身平15:20⇒飯豊山荘15:45

登山ルート: M A P

東北飯豊山で果たしたい目標は五つ有りました。石転び沢雪渓を登る事、飯豊連峰最高峰の大日岳に登る事、ヒメサユリとイイデリンドウに出合事、ダイクラ尾根を下山する事でした、結果五つの目標を果たせた記念すべき登山でした。

多治見から7時間30分を3人で交代して運転して23:30に到着して、テントを設営して仮眠疲れは取れてスッキリ、スタート。

車止めゲート橋の先に梶川尾根登山口、石転び沢へは、林道を暫く歩く。

林道の終点の砂防ダム、水量の多さにビックリ。山の大きさを感じる。

上手い水場、本当に美味しかった。枝沢が沢山あり水には不住しない。

沢の水量はとても多い。

石転び沢雪渓が見えてきた。スケールの大きさに息を飲む。

雪渓の取付きに到着。冷気と生ぬるい風の2種類の風が吹き抜ける。此処でアイゼンとヘルメットを着けて登る。

雪渓の斜面は緩そうに見えるが、かなりの急登りを直登する、パートナーの二人の足取りはとても軽い。

 

二人とは100m位離れただろうか、ガスが立ち込めると5m先が見えない、雪渓の幅も広い所は50m位ありアイゼンの爪痕を探しながら登る。

雪渓の取り付きから3時間40分位で両側雪渓の中に浮き島の様に緑の尾根。其処はハクサンコザクラやミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウなど多くの花の楽園の中です。

梅花皮小屋が雪渓の先に見えます。後少しです。

10時間30分で梅花皮小屋に到着、小屋は2階建てで満室状態です。小屋の両サイドはテント場になっておりそちらも一杯です。協力金1000円、ビールは800円でした。

梅花皮岳をバックに乾杯。

小屋の近くに豊富な水が有るので、夕食は冷やし中華です。ラ王の冷やし中華を茹でて、キュウリ、トマト、ハム、焼き卵、本格冷やし中華です。

梅花皮岳に夕陽が沈みます。雲が多いのが残念です。

朝焼けが大変綺麗です。今日も長い時間歩くので、4時45分出発。

梅花皮岳頂上、バックに梅花皮小屋の北側の北股岳。

ずーっと、お花畑に囲まれた登山道です、雄大の飯豊を満喫です。

烏帽子岳頂上。

御手洗ノ池の先に、烏帽子岳振り返る。池の周囲にはシラネアオイが沢山咲いていました。

飯豊連峰最高峰の大日岳、一つ一つの山がとにかく大きい。

御西小屋に到着、600円のコーラを飲んで一休み。ここにザックをデポして、大日岳に向かいます。

御西小屋の水場は、雪渓を下りきったところにある。

大日岳への稜線は空身でも90分かかった、長い道のりです。

念願の大日岳登頂、残念なのはガスの中。

下山中に振り返ると奥大日岳。
この後ににわか雨に会う、デポしてきたので濡れて戻る事に。
御西小屋に到着しても雨が止まず、アタックザックもデポしたザックも体もベタベタだけど、小屋管理人は快く中に入れて貰えた、人情味ある対応に感謝しかなかった。一時間待っても雨がやまないので、カッパを着て先に進む事にした。

小屋を出てすぐに、青空が出てきてニッコリ。

飯豊山への歩きは広い草原の中、ニッコウキスゲがとても綺麗。

雪渓の中に盛り上がって見えたので望遠レンズで撮影。

駒形山から奥に飯豊山。

駒形山到着。

飯豊山頂上は明日ジックリ楽しむ事にして、先の本山小屋に向かった。小屋は超満員状態の様子、小屋の管理人一人で対応なのですぐに受付できず。
受付待つ間に、水の確保のため3人のウオーターキャリーと空のペットボトルを持って水場に向かう。場所はテント場から急斜面を降りた場所、登山靴で来たので良かった。

寝る場所を確保して、何時雨が降るかもしれないので、シートを張ってそこで、パエリヤを作る。生は無理なので燻製のムール貝、カキを入れて作りました、焦げ多かったですが、美味しかったです。

残念ですが、夕陽は雲が多く見る事は出来ませんでした。
小屋の協力金は1500円、ビールは1000円でした。

蔵王からのご来光です。東北の山々を眺める事が出来ました。

小屋の管理者の鈴木さん、皆が小屋を離れるまで外で見送り、そして一緒に写真に入ってもらえる、その優しさがとても気持ち良かった。

4時40分小屋を出発、朝陽が昨日登って来た山々を照らす。

今日下るダイクラ尾根。

飯豊連峰の三分の一も歩いていないけど、飯豊の最高峰の大日岳、飯豊山を登れて最高でした。

宝珠山が見えてきた、飯豊山から激下りして登り返す。最初の難関。

飯豊山をバックに、ココが宝珠山と思ったら、まだ先でピークの登り返しがもう一回あった。

千本槍。

雪解したばかりか、白山コザクラの群落が現れる、険しい中での癒し。

ヒメサユリを眺めて休憩。

休場ノ峰、峰と言うだけあって、岩稜の壁を下り、登りを繰り返してピークに。

休場ノ峰を過ぎると、標高差800mの激下りの連続。言葉も出ない、ヘロヘロに。

檜山沢吊橋到着、小屋から9時間30分。沢の水を頭からかぶり、腹いっぱい水を飲む。

ここから水平道を1時間かけて、飯豊山荘へ。

16時前に飯豊山荘に到着、車は3台しか残っていなかった。
飯豊山荘のお風呂なんとか時間に間に合い汗を流す。コーラとアイスを食べて元気回復。

まとめ

2年ぶりの、2泊3日の登山、体力をつけるために、3月からジムに通い頑張って来たけど、山で消費する体力は違うことが良く分かった。飯豊山に賭けた思い、石転び沢雪渓を登る、飯豊連峰最高峰を大日岳のピークに立つ、イイデリンドウ、ヒメサユリの可憐な姿を見る、ダイクラ尾根を下る事でした、ケガも無く3人達成出来たことは、一生の思い出になった。

反省

 最終日の檜山沢吊橋まで後30分の所で休憩、ホットしたのだろう寝転ぶと直ぐに眠りに入り、寝返りを打った時ザックに触れて、ザックだ5m位谷に落ちてしまう。大チョンボ。計画書装備表に各自シュリンゲ、カラビナ持参のルールを守り二人が持っていたので、それを借りて自己ビレイしてザックを回収出来た。二人にはこんな場所で救助訓練するとは思わなかった、からかわれましたが、感謝に付きません。回収できなければ、車のカギも無く多治見に帰る事が出来なかった。

山行計画書の装備計画の重要性を痛感しました。

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました